報道ヘリへの批判とドローン活用の期待

熊本地震に関連して、報道ヘリコプターの騒音について批判するネット上の声や、JCASTニュースなどの記事が見受けられます。大災害と切っても切れない二次災害的な問題の一つであり、東日本大震災の時にも取り上げられた話題です。
自衛隊やドクターヘリなど、救命活動の人員が乗っているならともかく、報道のヘリコプターによる取材は、少なくとも被災地にとって大きく役に立つものではありません。ゼロにしてほしいとは思いませんが、国際的なスポーツ競技の中継と同様、報道機関を代表して1~2台にまとめるなど、一定の配慮は必要だと思われます。
このたび、報道機関ではなく国土地理院が、熊本地震で崩壊した阿蘇大橋をドローンで撮影した映像を公開しました。被災地に踏み込まないことと騒音が少ないことはドローンの利点であり、震災報道に活用することは有効であると思います。半面、被災者や被災家屋を無断で撮影してしまうことや、操縦に慣れないことによる事故などへの懸念があり、震災報道のツールとしてドローンが安定的に活躍するにはまだまだ時間がかかるでしょう。